地域の拠点で催すイベントの意義 移住生活を豊かにするヒント


2017年3月29日

【この記事は、田舎ラボ事業の一環です。嶺北の暮らしや移住に興味を持つ若者が、地域での仕事やナリワイに焦点を当てた取材をお届けします】

移住を考えているみなさん、嶺北地域にきてからどのような生活を送ろうと考えていますか?

自然資源が豊かな場所なので、様々なスタイルの暮らしができると思います。

 

今回紹介するのは、汗見川清流館という廃校を利用した宿泊施設。

山奥にありながら頻繁にイベントが開催され、いわば「地域の拠点」ともいえる施設です。

 

本山町の汗見川地域にあるこの施設は、宿泊施設でありつつ自炊やピザ焼き体験までできる場所です。

今回はその清流館で働く野尻萌生さんにお話を伺ってきました。

 

住民が活用できる地域の拠点

静かな山奥にたたずむ汗見川清流館。

以前は明治36年から続いた小学校だったそうです。

平成16年に休校となり、その後は地域の方々で活用法が話し合われ、現在のように利用されるようになりました。

 

 

「現在では、体験・宿泊施設として年間2000人以上の来客が訪れるほか、たくさんのイベントが開催される「地域の拠点」として利用されています」

と、話してくれる野尻さん山奥にあるにもかかわらず、開催されるイベントは毎回大盛況なのだとか。

 

具体的にどのような催しがあるのかも聞いてみました。

「季節ごとのランチバイキングをするほか、田舎を体験できるイベントも多くあります

 例えば、

  • 岸ツツジほのぼの体験ツアー
  • 汗見川にこにこ大運動会
  • ちっとええぜよ汗見川(川遊びイベント)
  • 汗見川そばの収穫祭

などのイベントが定期的に開催されています」

 

 

四季のランチバイキングの他に、これだけ多くのイベントが毎年行われているそうです。

地域の拠点として催されるイベント

人気のランチバイキングは、清流館本館の横にある体育館で開催されているそうです。

 

本山町の汗見川地域に住む方々や、地元嶺北高校の生徒も一緒になってイベントを支えています。

「いただきます」の合図と同時に料理プレートは大賑わいの様子。

 

新聞やチラシなどの宣伝効果があるそうで、今回も高知市などから総勢100名以上の来客が集まったようです。

嶺北の山間部ならではの山菜やたくさんの野菜を使った料理に来客の方々は興味津々のご様子。

「へぇーすごい!」
「これはなに?」
「これも美味しそう!」

 

なんて言葉があちこちで飛び交っていました。

 

移住後の生活を考えたイベント

このような地域ぐるみのイベントは、単に多くの人へ地域をアピールすることだけではないと思います。

 

まず、地域住民同士が交流できる場であるということ。

地域の方々は料理を提供してイベントを運営する側ではありますが、イベントを通じて、その地域に住む自分たちが交流できる貴重な機会になっているのではないでしょうか。

地域の方がイベントをどのように感じているのか、運営側に携わる川村さん(写真:右)にお話を聞かせてもらいました。

「地域の外からお客さんが来てくれるのも嬉しいけど、なにより地域の方とたくさん話せることが嬉しいです。同じ地域に住んでいても、意外と普段は顔を合わせることは多くありませんから、それが一番嬉しいことです」

 

イベントの準備は、住民で集って地域にある食材でメニューを考えることからはじめるのだとか。

大変な工程かもしれませんが、メニューの話し合いを含め、それも地域の住民同士で顔を合わせることができる貴重な機会。

 

移住してきた方にとってもうれしい機会だと感じました。

このようなイベントを通じて地域の多くの方と繋がりをつくり、さらに地域について理解を深めることができれば、その後の嶺北での生活がより豊かで楽しいものになると思います。

地域にある拠点の役割

今回は汗見川地域のイベントを例に、地域の拠点や移住先での暮らしをより充実させることを探ってみました。 

汗見川地域では「地域の活動の拠点」として汗見川清流館の利用を促進していますが、今回のイベントを通してたくさんの方々にお話を聞く中で、地域に拠点がある重要性の大きさに改めて気づきました。

 

ある人にとっては、その地域に来るきっかけとして。

地域に住む人にとっては、同じ地域に住む方々と交流する機会として。

移住した人にとっては、新たな人の繋がりをつくる場として。

 

地域の拠点がとても大切な役割を担っていることが分かりました。

こうした地域の拠点やイベントを利用することで、移住生活をより楽しく充実したものにできるはずです。

 

本山町の汗見川地域には、このようなすばらしい地域の拠点があり、それをうまく活用している地域の方々がいました。


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