高知の嶺北地域で起業するハードルについて


2017年3月29日

【この記事は、田舎ラボ事業の一環です。嶺北の暮らしや移住に興味を持つ若者が、地域での仕事やナリワイに焦点を当てた取材をお届けします】

今回は、この高知県の嶺北地域で起業するということについてです。

いわゆる中山間地域の嶺北地域で起業をしていくことんついて、リアルに考えてみたいと思います。

嶺北で起業するメリットとデメリット

まずはじめに、嶺北で起業するメリット、デメリットをまとめました。

メリットとしては、

① 固定費が安く、創業のリスクが低い

② 特色が強い産業が多い

③ 個人事業をしている人が多い

④ 移住者が多く、外部の視点も得られる

などの点が挙げられます。

 

固定費が安くつくのはとても大きいですね。

そのため、事業を始めるための最初の資金は都会ほどかかりません。

嶺北には農業や林業などの産業があるので、その特色を活かすことができることも大きなメリットです。
 

 

次にデメリットを挙げると、

① 首都圏から距離がある 

② 人との関わりに左右されやすい

③ 仲間を見つけるのに苦労する

 

こんな点が挙げられます。

特に首都圏との物理的距離は、③にも大きく影響しています。

インターネット環境が整備され、都会でも田舎でも情報の流通が平均的になってきても、やはり物理的な課題は残ります。

また、人との関わり合いで生活が左右されることもあるため、うまくコミュニケーションをとることがとても重要です。

参入障壁はコミュニケーション

第一に必要なこととして、コミュニケーションをいかにとるか ということが重要です。

もちろん業種にもよりますが、嶺北地域の地場産品や土地・場所などを使った事業なら、確実にコミュニケーションが必要になります。

それは一人一人の距離が近いことや、村社会というようなちょっと面倒なしがらみがあったりするからです。

 

しかし、しっかりとしたコミュ二ケーションを取ることができれば、土地や場所・さらに物まで手に入りやすい環境でもあります。

お金以外の人と人との一対一の関係性を重要視している地域だからこそ、そうした関係性が大事になってきます。

 

特に外からきて起業するって人にとっては、地域内の顔のきく人たちとうまく繋がっておくことで、事業をする上での協力者を作ることができます。

価値を与えることで仕事をつくる

嶺北で起業するにあたってポイントになるのは、使われていない物をどう活用していくかが鍵です。

一例として、空き家の活用・耕作放棄地の活用・山や林の活用などが挙げられます。

人口が自然と減り、使われなくなってしまった多くのものを再利用して、うまく活用していくことができれば、この地域で事業を生み出すことはそんなに難しいことではないでしょう。

 

そこに参入してくる事業があればあるほど、競争と同時に発展も生まれます。

そうした流れを作ることで、外からの雇用を生み出したり、地域内にも雇用を生み出すことができるので、さらに大きくなる可能性を秘めています。

 

例えば、本山町にあるONEれいほくというNPO団体は、あえて過疎化の進む地域に若者を加えることで価値を作っていく方法を取っています。

若者の新鮮で斬新なアイデアを地域という大きな懐が受け入れてくれる。

そしてそこから若者たちも古きを学び、これからの自分の人生に活かして、今まで動かなかった地域自体が少しづつ動き始める。

 

今回のまとめ

結論とすると、嶺北地域で起業することはリスクは低いと思います。

その反面、事業を拡大していくときのハードルは資金面や人手・まわりの理解など、大きな壁になることも山積みです。

しかし、自分で事業を作っていきたいという人にとっては、まさにブルーオーシャンなのがこの嶺北地域なのです。

 

今後、もっと新しい価値を持った人たちがこの地域をいい意味でかき回してくれたら、さらなる潮流が生まれてくるでしょう。

良い意味で外からの影響を受け取って、内側にいる人たちも一緒に新しいことに挑戦していくことができれば、とてもいい流れができてくるでしょう。

 


〒781-3521
高知県土佐郡土佐町田井1667
土佐町農村交流施設おこぜハウス内
担当:川村
TEL:0887-72-9303
FAX:0887-72-9304
E-mail: reihoku.in@gmail.com

© 2012 NPO法人 れいほく田舎暮らしネットワーク